3月半ばになりまして、寒い日と暖かい日のごちゃまぜの日々ですが春はすぐそこです。
家庭菜園をされてる方は、そろそろ畑の準備も始めようと思われてるかも。
そこで今回は野菜つくりに最適な土作りをするために、牛ふんたい肥を使ってみませんか?という記事を書いてみます。
牛ふんたい肥の原料は、ズバリ牛のうんこです。

人懐っこい松阪牛

牛ふんたい肥を作ってます。長い期間発酵させて良質に仕上げます。

匂いも無くサラサラのたい肥です
そのうんこにおが屑や藁を混ぜて、発酵させたものなんですが、昔から地元飯南町は牛ふんが盛んに使われてました。
何故かと言えば、松阪牛の発祥地だけに牛が身近にいたからです。
周辺のお米作りにも、もちろん大量に使われていました。化学肥料と違って有機栽培なので、お米の味も違うとかなりの高評価を頂き、うちのネット販売でも人気の逸品です。
牛ふんたい肥のその様子を書いた記事はこちら
松阪牛の牛ふんたい肥を使ったお米と、牛ふんたい肥をふるさと納税返礼品で
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家庭菜園を楽しむ上で、栄養たっぷりな土は大事です。その土をフカフカにするために、牛ふんはかなりの効果を出してくれます。
フカフカにするという事は土を団粒化させるという事ですが、団粒化は微生物によって生まれます。その微生物の餌になるのが牛ふんなんです。
牛ふんを数か月発酵させてたい肥になりますが、生の牛ふんはたい肥化するのに難易度が高いので(匂いや、たい肥化までの期間)今回は牛ふんたい肥としての活用を書きたいと思います。
牛ふんたい肥の効果的な活用法
牛ふんたい肥は、窒素、リン、カリウムをはじめとする植物に必要な栄養素を豊富に含んでいます。また、有機物を分解する微生物を増やし、土壌の健全性を高める働きもあります。
牛ふんを使った土の改善方法
- 混合: 牛ふんたい肥を土に混ぜ込むことで、土の肥沃度を高めます。一般的には皆さんが、使われている方法ですね。注意する点は、有機物なので分解するまでに時間がかかります。なので早い目に散布されるのが良いと思います。
- 液肥化: 牛ふんたい肥を水に溶かして液肥として利用することもできます。これにより、根から直接栄養を吸収することができ、植物の成長を促進します。
- コンポスト: 牛ふんたい肥を他の有機資材と混ぜてコンポストにすることで、より栄養分の高いたい肥を作ることができます。
牛ふんたい肥を使った土の改善方法
- pH調整: 牛ふんたい肥は通常、アルカリ性を示す傾向があります。土のpHを調整するためには、他の酸性の堆肥や有機資材と組み合わせて使用することが効果的です。
- 水はけの改善: 牛ふんたい肥を使用すると土が団粒化していき隙間が出来ます。と言う事は、水の通り道も出来て水はけの改善にもつながります。
- 有機物の供給: 牛ふんたい肥は土に豊富な有機物を供給します。これにより、土の保水力が向上し、植物が栄養を効果的に吸収できるようになります。
牛ふんたい肥と家庭菜園への応用
家庭菜園で牛ふんたい肥を活用することで、野菜や果樹の収量や品質を向上させることができます。また、有機栽培を行う場合にも、牛ふんたい肥だけでも野菜が育つほど効果が期待されます。
家庭菜園での応用例としては、トマトやナスなどの実が豊かになることが挙げられます。また、葉物野菜やハーブなどの香りもよくなります。
以上の方法を組み合わせることで、牛ふんたい肥を効果的に活用し、フカフカな土に仕上げていけば化学肥料を使わなくても家庭菜園で美味しい野菜や花を育てる事が出来ます。
今回は調べた内容を、細かく書いてみました。読んで頂けたら幸いです。
暖かくなってきたら、農繁期も始まってきます。
今年こそ野菜つくりやってみようと思われてる方にも牛ふんたい肥を使って、有機栽培にチャレンジしてみてください。
ではまた。
薪ストーブ生活を応援する店舗 たかお農機店

三重県松阪市飯南町粥見746-2
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土日も頑張って営業しています。
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三重県松阪市飯南町の農機具店です。
各種農機具の販売・修理を取り扱うほか、薪ストーブや獣害対策品も取り扱っています。
移住者さんの田舎暮らしを全力で応援しています。
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お勤めの方にも農作業のトラブル対応出来るよう、土日も営業しております。
でも急な用事でお休みする場合もありますので、要確認お願いします。
安心な農作物を自給したい方に、量販店には出来ない価値をお届けしたいです。
昔は人糞を畑に撒いていましたねー。今はもう見掛けなくなりましたが・・・。
牛の糞というものは大いに約立つものなんですねー。
薪代わりに使われたり、土壁として使われたり(どちらも外国ですが)。
それに牛は美味しいミルクも提供してくれます。・・・そう考えていくと、何だか食肉にしてしまうのは惜しいような・・・。
まる子母さん、昔はそれが普通でした(笑)
牛ふんは、凄い逸品なんですよ!
聞いたことあります。暖房に使ったりとか色々利用してるんですよね。
ところ変われば、活用法も変わるんですね。
家畜としての、昔からの知恵ってすごいですね。