「Uさんのアマゴ増殖計画、人工授精の舞台裏に迫る」
暖かい日が続いていましたが、3日には急に寒くなるとの予報が出ています。
その日に、うちも薪ストーブの焚きそうです。薪を運んで準備をしなければ。
渓流シーズンが、9月一杯で終了しました。
今シーズンは尺(30cm)以上のアマゴがやっと1匹という貧果で終わりましたが、釣行回数も4、5回ほどで仕方ないなという感じでしょうか。
年々、忙しくて行けなくなってます(涙)。
宮川も年券を買ったのに1回しか行けず…。日券でよかったやんと思うんですが、宮川の復旧のためにも貢献できればと。
趣味の話から入りましたが、今回はアマゴのお話です。
飯高町月出地区、よくブログに書かせてもらってますが最近よくお邪魔するようになったUさん、色々やってます。
飼っているにはイノシシ、この時はウリ坊が3匹、大き目のが2匹。
イノシシも人に慣れるんですね。Uさんの後を追いかけ回してました。「食べるんですか?」 「いやーよう食べん、皆譲るんや」と彼は笑います。飼うのが楽しみだそうです。
裏の谷川の方に行くと、大きな水槽が。中にはアマゴがうようよ泳いでおりました。
「こんなに大量に食べれるの?」昔のなじみの人が遊びに来た時に、焼いて振舞うんだそうです。
かなりの人が訪れるみたいで、足りなくなるそうですよ。
アマゴはどうやって増やすのかと言いますと、今回のタイトルどおり「人工授精」でございます。
もちろん、この辺りの川でも自然に産卵して孵化して大きくなっているのもいますが、カワウの増加や山林の後荒廃で激減しているとは思いますが。
最近は、解禁前に稚魚放流で増やしているのが現状です。なので釣りをするのに、お金を払うわけですね。
毎年稚魚を放流するために。
TVなんかで人工授精は何度も見てますが、実際には見たことがありません。
一度見てみたいのでやる日に呼んでねと頼んでいたところ、お電話を頂きました。
さて、いよいよ人工授精の始まりです。
この時期のアマゴは婚姻色が出て赤くなっています。
卵を持ったメスの腹を押さえるとピュッと卵が飛び出します。イクラみたいに赤くないんです。
卵を何匹からも集めます 一気に採取です。
見る見るうちにたまります。何百?何千?数えれません(笑)
卵がある程度たまって、オス登場!! これも腹を押さえて一気に精子をかけます。
ゆっくりかき混ぜて完了。5分ほどで受精するそうです。
以外にすんなり終わってしまいましたが、これからが大変。
受精した卵を網で作った箱に広げて、山からの水に浸します。
常に新鮮な水が、流れていないといけません。
黄色い卵の中にいくつか見える白い卵。これは受精せずに失敗した卵。
そのままにすると他の卵に移ってカビが生えてしまうので、ピンセットで取り除くそうです。
このとき箱の中のミカンを、想像してしまいました(笑)ちょっと違う?
孵化するのは12月ごろらしいので、その頃にまた見に行きたいと思います。
何十年もやっておられるベテランさんなんで、色んな事を教えて頂けます。
田舎に住んでいても、知らない事はまだまだあります。
仕事中ですが、これもまた繋がりという事で(笑)
あれから孵化したのか?アマゴの様子はどうなった?
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