秋も深まった雨の日、久しぶりに更新です。
ここんとこ、仕事でトラクターを触ってることが多いかと。
稲刈りが済んで田んぼで動くのは、草刈り機かトラクターぐらいです。
今頃草刈り機?って思うかもしれませんが、お盆明けに稲を刈ると2番穂が出てきます。前にも書いたかと思いますが、最近は温暖化の影響かどんどん稲が伸びてきて、トラクターの爪に巻き込んでしまう程になるのが常。
なので、耕耘前にひたすら2番穂を刈りこみます。
そしてトラクターで耕耘作業になりますが、このあたりで爪の減りに気づくわけです。
上が新品、下が交換前。鉄分が、土にかなり溶け込んでいますね。
「こんなに爪って大きかったっけ?」って言われました(笑)この辺の田んぼは小石も多いんで、減りが早いですよね。
強い爪、付けときました。
うちでは珍しい、トラクター2台置き。修理場が狭いんで置けなくていつもは1台づつしか修理しませんが、修理が重なった関係で雨までに急ぎで作業です。広い倉庫が羨ましい(笑)
エンジンオイルは意外と気にされる方が多いですが、ミッションオイルってどうですか?
どれぐらい入るとか、どんな役目とかってあんまり知らないって方多い気がします。
トラクターの場合、ミッションオイルは走行関係とロータリーの上げ下げに使用されてます。
量は意外と多くて、小型タイプのトラクターでも20L近く入ってます。
交換目安は200時間とか載ってますが、詳しくは説明書をご覧ください。
交換しないとどうなるか?ですが、最悪の場合フィルターが詰まってロータリーが上がらなくなります。
うちでも過去に何件もありましたが、代掻きの時に上がらなくなって泥だらけで修理は大変だった記憶が残ってます(汗)
なので、アワーメーターを確認して「そろそろ交換しませんか?」って一声かけるようにしてます。
あと、タイヤの空気圧も大切です。
これも代搔きの時に経験したんですが、空気が減り過ぎてタイヤが空回り・・・泥の中で引っ張り上げるのに苦労しました。
この2台も空気が良く減ってましたが、お客さんは気づいてません。
タイヤが硬いので、平地で運転してると気が付きにくいのだと思います。
トラックに載せる時によくわかるんですが、揺れが凄いです。
傾斜でこの状態は、非常に危険です。
春になると一気に忙しくなりますから、まだ余裕のある時に爪を確認しながら、オイルとタイヤの空気もご確認して頂けたらと思います。
車検が無い農機は、自分で点検しないとですね。
寒くなりそうです。体調管理に気を付けてください。
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