五月も終わりが近づいてきました。もうすぐうっとおしい梅雨ですが、皆さん薪割りは終わっていますか?
我が家というと、自宅分はすでに完了ですが店舗で使用する分がそのまま雨に打たれています。梅雨までには
割って乾燥しなければ、すぐにシーズンが始まります。毎年同じ事を書いている気がしますが・・。
皆さんは今年の新茶をもう飲まれましたか?旬の物ですからぜひとも飲んで頂きたいです。なにやらお茶に含まれるカテキンはいろんな作用があって体にいいそうですよ。
そんなお茶は一体どんな風に出来ているのか、考えたことありませんか?。飯南の名産「深蒸し煎茶」を作っている工場を運営しているお客さんにお願いして、お茶シーズン中の忙しい最中、作り方を教えていただきました。
お茶の入れ方ならぬ作り方。あまり見たことが無いと思われますので、なお一層お茶が美味しく感じれば幸いです。
ではレポート開始です。
最初の写真、刈ったお茶の葉を一軒一軒分けて「蒸し器」に送ります。お茶は各栽培農家によって味が変わります。肥料の多さ、種類、土の質、あらゆる物が関係してきます。この工場の方は、個人のお客さんの焙り専門です。
その家のお茶のファンもいるはずです。その味を維持していくために他と混ぜる事無く手間は掛かりますが、分けて加工します。
刈るお茶の葉も、条件は大切です。雨が降って濡れた葉は製品の色、つや、水色を落とします。刈った後長い時間、そのまま広げずにいると温度が上がり醗酵してしまい、駄目だそうです。いいお茶はやはりいい葉っぱからでしょうか。
さて分けられた茶葉は、コンベヤを上がり「蒸し器」に送られます。一番肝心の蒸しです。飯南の名産「深蒸し煎茶」は名のとおり深く蒸します。
温度は120度で約15分。蒸し方によって味が左右される大事な
部分です。長年の経験を元に天気、湿度によって変えていくそうです。
蒸し揚げられた茶葉は色鮮やかになり、次の処理へと送られます。
次のところでは、つゆ取りをしながら乾燥をします。蒸してベタベタの茶葉を90度の温度で、10分ほど回転させながら乾かします。
機械にはボタンやらつまみやら一杯付いております。見てもさっぱ
りわかりませんが、設定がいろいろ必要みたいです。
次に向かうは「粗揉機」です。名のとおり粗く揉むのですが、60度の熱風を当てて35分ほど揉みます。
次も揉みます。「揉捻機」で5分。回転しながら水分を調整しながら揉んでいきます。
次は「精揉機」売っている茶っ葉が細くなっているのはこの工程で出来ます。
45分ほど重りを調整しながら揉みながら細くなっていきます。
そして100度で20分ほど乾燥します。大体20%ほど の水分量に 仕上げるそうです。
最後は「粗茶総合調整機」動く網の中を通りながら、粗い製品を抜
い ていきます。そしていよいよ完成です。
全工程時間は4時間ほど。手間が掛かります。蒸してからとにかく
揉む。揉む。そんな印象でした。
生の茶葉6kgで1kgの製品になるそうです。もちろん茶園の管理、肥料の多さなどによっても仕上がりの量は変わるそうです。
7つの工程を進んでお茶になり、家庭に届きます。ペットボトル全盛の時代ですが、急須でしか出ない香り、味があります。手間をかけてゆっくりとお茶を味わってみるのもいいかもしれません。
薪ストーブ生活を応援する店舗 たかお農機店
三重県松阪市飯南町粥見746-2
営業時間 8:00~19:00
定休日 不定休
土日も頑張って営業しています。
Tel 0598-32-4675
HP https://noukiyatakao.com/
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三重県松阪市飯南町の農機具店です。
各種農機具の販売・修理を取り扱うほか、薪ストーブや獣害対策品も取り扱っています。
移住者さんの田舎暮らしを全力で応援しています。
メーカー問わず、修理対応できます。
お勤めの方にも農作業のトラブル対応出来るよう、土日も営業しております。
でも急な用事でお休みする場合もありますので、要確認お願いします。
安心な農作物を自給したい方に、量販店には出来ない価値をお届けしたいです。
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