日に日に暖かくなって、桜が史上初の早さで咲き始め、どうにもおかしい春の訪れです。
先日集落内の田んぼの、水路掃除に行ってきました。
親も高齢で、いよいよやらなければいけない事が増えてきました。
集落内の田んぼを作る農家は昔の半分に減り、少ない人数で水の管理をしていかないといけません。
山々から流れ出る自然水を田んぼに流し込んで、米作りをしています。ずっと昔から。
水路の掃除と水路まで流れる水を辿って集水源まで、台風などで埋まった土砂を取り除きに山に向かいます。
所々崩落している道を走り、谷川に向かいます。辺りは荒れ果てた山林が目立ち、大雨の度に道に土砂が流れ出します。
水源はずっと下の方に見えます。昔の田んぼの跡を横切り、谷川に降ります。放置の竹林が広がり、猪の被害に遭った穴ぼこだらけの道です。
ロープが頼りの谷川に下りる手段。中々のスリルです。
小さな滝に降りました。ここが集水源です。
ここにコンクリートの堰を作ったのが、40年以上前との事。セメントや道具を下すのも、当時は大変な作業だったと思います。
パイプが差し込んであって、水を送っているのですが土砂をかぶると詰まる為、毎年の掃除は欠かせません。
パイプを外して溜まった砂を掻き出して、設置し直し完了です。
所々に設置してあるバルブを開けながら、水が出るか確認していきます。
水が水路に流れてきて、各田んぼに送られて行くには、毎年の点検と補修作業が必要なんですが、数年先には米作りをやめる農家さんも現れてくれば、もっと少ない人数で管理をしていく事になります。
米作りには水が必要です。先人たちも苦労して山からの水を田んぼに流し込む工夫をしてきました。
そのおかげで水さえ流れていれば水を運んでこれるわけですが、雨が降らない年は苦労する事になります。
おかげでこの様子だと、今年の水の心配はなさそうです。
うちの集落の様な山からの水を頼りにしている農家さんは、年々ひどくなる台風の被害で土砂で水路が埋まって、米作りを断念する方もいます。
久しぶりに集落の山に登りましたが、思った以上に荒廃しており、山が弱っている感じがしてます。
人が少なくなった集落で集まって工事も出来ず、大雨に怯えながら生きていくのが今の現状なのか。
美味しいお米を作るのが、水を運んできた苦労が報われるという事なんでしょう。
今年も米作り始めたいと思います。
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