【GWが終わって感じる事】10年前からの大変化。田舎の農業イベントが激減する現状

ようやく!?GWも終わりました。

良い天気で、各地凄い賑わいだったようですね。

うちの業界の方には縁のないGWですが、過去に書いていた記事を見つけたので

2015年のGW後の記事です。良かったら読んでみてください。

あの頃は・・・みたいな感じで振り返ってみたいと思います。

深野地区の春の景色

深野地区の春の景色

田植え

田植えもすみました

良い天気が続いた今年のGWは、あっという間に田植え作業が進みました。

田植え機の修理も、昔に比べて少なくなりました。

歩行の田植え機から乗用タイプに切り替わり、品質も良くなったのと事前に点検?される方も増えたのか田んぼで、長靴をはきながら現場修理はかなり減りました。

委託が増えたのも、大きいのかとも思いますが。

獣害対策

獣害対策の金網

最近のニュースでジャンボタニシの稲への食害が問題になってますが、水温の低い田舎の方への被害はまだ聞きません。

でも獣害は年々広がりを増してきて、田植えをしてからの稲の食害に悩まされます。

写真のように田んぼ事囲いをしなければ、あっという間に植えたばかりの苗を食べられてしまいます。

昔は、1週間ほどかけて手作業で田植えですから終わって一段落と言う感じでしたが、

今は一日で終わる田植えの後は、田んぼを網で囲ったり電気柵で囲ったりと余分な時間が掛かるようになってしまいました。

獣害対策

獣害対策の電気柵

今年の八十八夜は五月二日でしたが、遅霜もなく良い新芽が出てます。

松阪飯南は深蒸し煎茶の有名な地域です。

ブランド名は松阪茶となって、全国各地に発送されています。

 

 

お茶の新芽

新芽が出ました

令和6年新茶

新茶

最近では懐かしく感じるようになってきた、2人で持って使う茶摘み機の修理もいくつかありました。

個人向けの収穫機ですが、お茶をやめる茶農家さんも激増でこの機械も売れなくなりました。

どうしても茶摘みには最低二人要るのと、お茶の需要激減が要因のようです。

「ペットボトルばっかり、飲んでるわ・・・」茶農家の、息子さん夫婦もその孫も。そう言って、廃業されていきます。

新茶の香りはペットボトルでは出ないと思いますが、手軽さで選ばれていくようです。

残念ですが、これも時代の変化ですね。

茶摘み機

茶摘み機

農地が放棄されていくと、増えてくるのが雑草を刈り取る農機です。

ここ数年で、かなりの販売になってきました。

最近の人気は、1m程伸びた雑草でも刈れる強力タイプですね。

オーレックハンマーナイフ

ハンマーナイフ

あと乗るタイプですね。真夏の暑さの中でも運転してるだけで草刈りが出来るので、喜ばれてます。

オーレック

乗用草刈り機

オーレック

斜面草刈り機

GWの作業と言えば!

今年も野菜つくりの、季節になってきましたよ!

家庭菜園される方は、最近増えてる感じですね。

野菜も高くなりましたから、自給される方はどんどん増えそうです。

家庭菜園

家庭菜園

管理機の修理も、一気に入ってきました。

狭い修理場は、機械で埋め尽くされました(汗)

修理は大変ですけど、シーズン前の恒例行事って感じですね。

忙しくもあり、充実してます。

修理機

修理機でびっしり

国道166を、飯高町に向けて走ってましたが。

仕事でも、お世話にもなってる飯高駅ですがGWの人出には驚かされました。

新しいドーナツ屋さんが出来たのも、影響してるんでしょうか?駐車場の入るのも無理っぽかったので、通り過ぎるだけでした。

道の駅飯高駅

道の駅飯高駅

残念なことに、近くのガソリンスタンドは閉店しました。

農機の給油にも大切なスタンドだったのに、近くに無くなって困るという声が続出・・・

廃業ガソリンスタンド

廃業ガソリンスタンド

GW前後にあった出来事をずらずら書いてみましたが、結論は10年前から何もかも減ってると言う事でした。

お店が無くなるのは需要が減ってると言う事ですし、農家が減るのは人口が減ってると言う事につながります。

改めて10年前の記事を読み返してみると、農地は放棄され店は減り続けてるのを感じます。

でも逆に新たな店が出来たり、人が集まる状況が生まれたりとまだまだ頑張ってるとも感じます。

最後に、良いなぁと感じたことを書きますね。

田んぼに集まる、若い年代が目立ったGWだった。

世代交代と言いますか、お爺さんがいよいよ引退して息子さんやその孫さんが止めずに米作りを続けようとしてるのを、いくつか見る事が出来ました。

話をしてると「食料を自給したい、しなければ」って考えてる若い世代が増えてるのを感じます。

移住されて農業をされる方も増えてますし、お店に来てくれる年代も変わってきました。

ダメージを食らう事が多かったGWですが、ちょっと良い事あったなと思ってます。

また書きますね。

薪ストーブ生活を応援する店舗 たかお農機店

三重県松阪市飯南町粥見746-2
営業時間 8:00~19:00
定休日 不定休
土日も頑張って営業しています。
Tel 0598-32-4675
HP https://noukiyatakao.com/
>>お問い合わせはこちら<<

三重県松阪市飯南町の農機具店です。
各種農機具の販売・修理を取り扱うほか、薪ストーブや獣害対策品も取り扱っています。
移住者さんの田舎暮らしを全力で応援しています。
メーカー問わず、修理対応できます。
お勤めの方にも農作業のトラブル対応出来るよう、土日も営業しております。
でも急な用事でお休みする場合もありますので、要確認お願いします。
安心な農作物を自給したい方に、量販店には出来ない価値をお届けしたいです。

コメント

    • まるこ母
    • 2024年 5月 12日 8:06pm

    毎日がお休みの我が家は平日に動くので、人の多いGWは毎年家でじっとしております。
    GWが終わるとホッとします〜。

    2015年のGW後の記事ですか!分かりやすく丁寧に綴っておられるのは今も以前も変わりませんね。
    10年一昔と言いますから、この時から現在までにもいろんな変化があったことでしょう。
    お茶の栽培が減ったとありますが、ひとつ疑問が。ペットボトルのお茶がよく売れているようですが、そうだとしたらお茶の栽培も盛んになるのでは?と思うのですが、ペットボトル用の茶葉と、急須を使って自宅で飲む茶葉は全く別ものなのでしょうか?・・・もしかしてトンチンカンな質問をしている???
    茶畑って何だか憧れます。茶畑の風景が好きなんですよね。その景色がなくなっていくのは残念です。
    「農地が放棄されていくと、増えてくるのが雑草を刈り取る農機です」は、な〜るほどと思いました。
    時代の変化に伴い、必要なものが変わっていくのですね。

    • たかお農機店
    • 2024年 5月 14日 5:58pm

    まる子母さん、お久しぶりです(笑)
    更新してないって、事ですけど(汗)

    GWは人手が凄いですからね。
    良い作戦だと思います。

    相変わらずの進歩のない記事でしたが、状況は激変してますね。
    ペットボトルは、あのころに比べてかなり増えてますね。
    ペットボトル専用の茶園は、増えているようです。
    大きな農家さんですけどね。
    茶葉は、同じものですよ。
    急須で入れるのが減ってるだけで、お茶の需要は減ってないように感じます。
    消費の形が、変わってるって事でしょうか。

    放棄すると雑草が増えるのは、見ていて感じます。
    田舎はこれから、どんどん草原化していきますよ。

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