お久しぶりです！

周辺では法人さん以外の農家さんは、ほぼ稲刈りが終了しました。

早くも田んぼの耕うんをされる方もあって、暑い中ご苦労様ですって思います。

今年のお米の出来は？口をそろえて言われるのは、全然だめだったとの声ばかり・・・

品質も良くなくて、いつもより数俵少なかったとの事。予想はしてましたけど、かなりの減収です。

田舎で農機店を営んでますが、ここ数年の生産農家さんの減少は他人事ではありません。長年、地元の農家の皆さんと共に歩んできた中で、米農家さんの減少の現実を目の当たりにしています。

気候変動や高齢化、後継者不足といった問題について思うところをお伝えしたいと思います。

話し戻しまして、減収の原因はほとんどが酷暑によるものと思われます。あの暑さでは、お米も人間と同じで体力を奪われてしまいます。いつもの栽培方法を繰り返していては、以前のような収穫を見込めなくなってきました。

山が近くにあって、水も冷たくて陽当たりも良い田舎でもです。

この１０年で、周辺では田んぼをやめた農家さんは３分の１ほどでしょうか。恐らく全国的にも、同じような状況だと思います。

様々な原因があると思いますが、高齢化、獣害等々思いつくにはその辺りですね。

自分がこの仕事を始めた２０年ほど前は、６０代だったお客さんも８０代になり年齢的にも農作業がきつくなってきました。

次の世代の方が手伝ったり、受け継いだりしている農家さんは今でも田んぼは継続しています。

でも残念ながら、農地が残っていても親の代で農業は終わりという家庭もたくさんあります。請負に出される方や、米作りを止めて草刈りをされてる方等増えてきました。

思いのほか速いスピードで離農が進んでます。田舎は荒れた農地と、空き家だらけになってきましたよ。

米不足！ニュースで盛んに言われてますけど、どこの話？ってぐらいの感じで皆さん過ごされてます。

確かに周辺でも農家さんは減ってますし、田舎の非農家さんはお米に入手はどうしてるの？って思いますよね

聞いた話では、近所の農家さんから直接買うとか親戚から買うとか、繋がりで入手されているみたいです。

これも残った農家さんがあってこそなんですが、そんな方法があるのは田舎ならでは？でしょうね（笑）

１年分玄米で購入して、保冷庫で保存してる方もいますからその都度スーパーに買いに行く必要もないですね。電気代は、プラスで掛かりますけど。

お米を食べなくなったと言ってる日本人でも、米不足となると慌てて買いに行かれるみたいです。

今年の米不足の問題は一時的なものではなく、今後も続く可能性が高いと自分は思います。農業の現場では、気候変動による異常気象が毎年の収穫量に大きく影響を与えており、作物が安定して育つ環境が失われつつあります。

田舎は特に高齢化に伴う労働力不足も深刻で、後継者が見つからないまま離農してしまう農家も増えています。

政策としてスマート農業とか、新しい技術も広がってくるとは思うんです。

でも肝心なのは、それを使える人材がいるのか？って事ですよね。

ただでさえ人がいない田舎で、採算の合わない農業をする人がいるのか？

この夏の酷暑を経験して、この先作物を果たして栽培していけるんだろうかって改めて感じてます。

朝晩は、やっと涼しくなってきました。

また書きますね。ではまた。

薪ストーブ生活を応援する店舗　たかお農機店

三重県松阪市飯南町粥見746-2
営業時間　8:00～19:00
定休日　不定休
土日も頑張って営業しています。
Tel 0598-32-4675
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三重県松阪市飯南町の農機具店です。
各種農機具の販売・修理を取り扱うほか、薪ストーブや獣害対策品も取り扱っています。
移住者さんの田舎暮らしを全力で応援しています。
メーカー問わず、修理対応できます。
お勤めの方にも農作業のトラブル対応出来るよう、土日も営業しております。
でも急な用事でお休みする場合もありますので、要確認お願いします。
安心な農作物を自給したい方に、量販店には出来ない価値をお届けしたいです。