連休が、近づいてきました。
田舎は特に、連休になったら実家の田植えを手伝いに帰るんだ、という恒例の!?イベントが始まります(笑)
でも最近の傾向としては、プロ農家さんに頼む方も増えてきて、すでに連休には田植えが終わってるパターンも。
十数年前のように事務所で座る事も出来ないぐらいの、忙しかったGWは過去のものとなったようです。
色々書いてますが、我が家の田んぼのことを、久しぶりに書こうと思います。
うちも農家なんで、米つくりをしていたのですが数年前から稲作をしていません。
春の水不足が、原因です。谷川も、すっかり枯れてます。
それまでは連休は本業があるので、田植えはせずに毎年6月ごろに植えてました。周辺はひと月前に田植えを済ませ、我が家だけが仕事の合間にぼちぼち植えてるって感じでした。
山から流れ出す谷水を利用した米つくり、数百年前から繰り返されてきた棚田での稲作も、ここ数年状況が変わってきたんです。
冬の雨が少ないのと、植林された山の木々が春に水を吸い出す事によって、春先の水が極端に少なくなりました。
稲作は水稲というほどに、水がたくさん要ります。
雨も降らないことはなく、降れば極端に多くなってあふれるほどになる年もあります。
でも必要な時になければ、田植えも進みません。仕事との兼ね合いもありますから、雨を待ってるわけにもいきません。
用水のある地区、池のある地区など水には困らない田んぼもありますが、その分維持管理にかなりお金がかかります。
天水を利用すれば、管理費はあまりかかりませんが(水路掃除、管理など維持には人手もかかります)自然相手なので、降らなくては水は流れてきません。
ここ最近の気候変動の激しさで、季節の変化も曖昧になり米つくりも難しくなってきました。
我が家は江戸時代末期の石垣棚田での米つくりをしてましたが、周辺も半数ほど耕作放棄地になってます。
気になるのは石垣の劣化対策ですが、個人ではどうしようもないのが現実です。
土の上は雑草がはびこりますが、年に数回の草刈りとレモンを植えてみたりと、一応努力はしております(汗)
周辺は鹿の糞だらけ・・・毎晩現れているようです。
棚田は日当たりが良く太陽パネルの設置にはもってこいの場所だと思いますが、景観の維持や法令のことなどもあって現在はそれほど設置されていません。
個人的にはパネルはどうかな?思っているので、自然に還っていくのを見ていくつもりです。
こんな仕事をしているのに、自分ちの田んぼを守れないのか!と言われそうですが、肝心の水がないとどうにもなりません。
里山は、先人が造った人工物です。
食料確保のために皆で必死に造り上げた景色が自然に還っていくのは残念でもありますが、いつの時代かまたよみがえる日が、来るかもしれないですよね。
我が家の米つくりの、記事も書いてます。
薪ストーブ生活を応援する店舗 たかお農機店
三重県松阪市飯南町粥見746-2
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土日も頑張って営業しています。
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三重県松阪市飯南町の農機具店です。
各種農機具の販売・修理を取り扱うほか、薪ストーブや獣害対策品も取り扱っています。
移住者さんの田舎暮らしを全力で応援しています。
メーカー問わず、修理対応できます。
お勤めの方にも農作業のトラブル対応出来るよう、土日も営業しております。
でも急な用事でお休みする場合もありますので、要確認お願いします。
安心な農作物を自給したい方に、量販店には出来ない価値をお届けしたいです。
田んぼの問題は、水不足(気象条件の変化・・・環境問題?)や少子化など、いろんなことが複雑に絡み合っていますね。
どれもこれも、簡単には解決しそうにありません。
棚田の風景は素晴らしいのに、このまま放置してしまうのは勿体ないです。
う〜ん、何か良い知恵はないものか・・・。
山陰地方はいつでも雨だらけなのですけどね・・・。
まる子母さん、今回は雨が良く降りました。
いよいよこっちも、田植えが始まります。
雨頼みの農業は、気候変動には勝てません(涙)
先人の知恵で、上から流れてくる水を効率よく使えるようにしたのに流れてこないとは・・・
ここまで状況が変わるとは。
厳しい事に、なってきました。