山の中の、江戸時代に作られた石垣棚田。
ひっそりと存在する棚田を、いつの頃からか「隠れ棚田」と呼ぶようになった。
今回の記事は、そんな隠れ棚田で米作りを受け継いだ、女性のお話を書きたいと思います。
ここって、実はうちの集落の田んぼなんですよ。
現在は米つくりしている農家さんも半減して、どうにかこうにか持続してる状態でして・・・
そんな中、現れた女性は小さいころから知ってる子でした。
なんと数年前から、近くの田んぼを借りて米作りを広げてるとの事。
「農業を頑張ってるって、凄いなぁ」そんな話は聞いてましたが、ここまで頑張ってるとは!
山からの綺麗な水で栽培するお米は、寒暖の差もあってか味も違います。
分けて欲しいという方もたくさんありますが、水温が低い事や獣害の酷さで収穫量が中々増えません。
そんな状況の中、新たに面積を増やしてお米の栽培をしていく事は大変な事です。
前にも書いてますが、隠れ棚田の流し込む水は山からの湧水のみです。
毎年春になると、山から田んぼまで水を運ぶ水路の掃除があります。皆で手分けして、あちこちにある水路の掃除や取水口を掃除に行くんですが、もちろん彼女も参加。
集落の田んぼは、皆が力を合わせて成り立ってます。
そして今後も米作りを続けていくためにはと考えて、田植え機を新調してくれることに!
石垣に囲まれた、田んぼの試運転に行ってきました。
最新モデルの使い勝手の良さに、びっくり!?してました。
棚田は坂道や段差が多いので、降りて操作できる田植え機が安心です。
事故があっては、大変ですからね。
すぐに操作も覚えて、一枚の田んぼを難なく終える事が出来ました。
田んぼの枚数にして10枚ほど?田舎の田んぼは面積の割に枚数が多いので、連休辺りからしばらく田植えが続いてました。
間には自家用茶園の新芽の、茶刈りもこなします。田舎のお茶は好まれるらしく、よく頼まれるそうですよ。
そんなこんなで、慌ただしく春シーズンも過ぎ去り半ばはまたひっそりとした棚田になります。
そうそう、うちの田植えはまだです(笑)今月末を予定してます。
今は代搔き前の耕しと、水漏れチェックです。数年作ってないと、穴だらけになって水が溜まらないのが辛いところです。
石垣棚田は特に、石の隙間から水がジャンジャン漏れ出すので止めるのがほんとに大変です。
昔の人は、人力ですべて直していたんでしょうね。
数百年前からの田んぼが、現代に残ってるなんてすごい事です。
コンクリートはないですから、石と土、砂利だけですもんね。
いつまで残していけるか分かりませんが、こうやって頑張ってくれる女性もいるので自分もいけるとこまで頑張っていきたいと思います。
せっかくなんで、稲刈りまで彼女の米つくりを追っかけていきたいと考えてます。
よろしければまたご覧ください。
薪ストーブ生活を応援する店舗 たかお農機店

三重県松阪市飯南町粥見746-2
営業時間 8:00~19:00
定休日 不定休
土日も頑張って営業しています。
Tel 0598-32-4675
HP https://noukiyatakao.com/
>>お問い合わせはこちら<<

三重県松阪市飯南町の農機具店です。
各種農機具の販売・修理を取り扱うほか、薪ストーブや獣害対策品も取り扱っています。
移住者さんの田舎暮らしを全力で応援しています。
メーカー問わず、修理対応できます。
お勤めの方にも農作業のトラブル対応出来るよう、土日も営業しております。
でも急な用事でお休みする場合もありますので、要確認お願いします。
安心な農作物を自給したい方に、量販店には出来ない価値をお届けしたいです。
男性顔負けに頑張っておられる女性ほど、フェミニズムを主張せずに、黙々と仕事をこなしておられますよね。
大したことが出来ない人に限って「男女平等」を叫ぶ人が多く大嫌いなので、田んぼで頑張っているこの女性にエールを送りたいです。
素晴らしいと思います。
棚田は江戸時代からのものですか!
歴史が好きなので興味をそそられます。
お城の石垣みたいですね。
まる子母さん、いつもありがとうございます。
最初聞いたときは、本当に驚きました(笑う)
自分よりも大きい面積の田植えをこなし、お茶まで管理してるとはです。
女性パワーは凄いです。やると決めたら、突き進む。見習いたいものです。
棚田は、江戸時代末期と言われてます。
この地域は山深いので、なにより米を大事にされた先祖の方が頑張って開拓されたんですよ。
なんとか現代でも、維持出来たらなと考えてます。
まさにお城ですね。石が周辺には沢山あるんで、それを利用したようです。